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pgAdmin 4 × SQLite × 各種設定のエクスポート・インポートの方法

Purpose

Pgadmin 4 の設定をExport/Importする方法をまとめる

設定のExport/Import

やりたいこと

PostgresのクライアントツールのpgAdmin。pgAdminからDBに接続するためには、Serverへの接続設定を行わないといけない。この設定を複数環境(別PCなど)にコピーして、使いまわせるようにしたい。

pgAdmin3の場合

pgAdmin3までは、レジストリに設定が保存される仕様だったようで、HKEY_CURRENT_USER\Software\pgAdmin IIIレジストリの下に保存されている。らしい。もうPgadmin3使わないから確認していないが、念のため。

pgAdmin4の場合

pgAdmin4からは、ブラウザで操作ができるようになり、設定の保存先もレジストリではなくなった。デフォルトでは、 %homepath%\AppData\Roaming\pgAdmin
に各種設定ファイル、ログファイルが保存されている。 この中の、【pgadmin4.db】にサーバーへの接続設定が含まれているため、これをコピー先のPCの同じディレクトリにコピーすれば、設定がすべて反映される。
やってみたらできた程度のことなので、これが何か不具合を起こすようなことがあるのかは不明。

実際のやりかた

コピー元

%homepath%\AppData\Roaming\pgAdmin
にアクセス。pgadmin4.dbファイルをコピー。

コピー先

%homepath%\AppData\Roaming\pgAdmin
にアクセス。pgadmin4.dbファイルをペースト。
pgAdmin4を起動する。すでに起動している場合、ブラウザの更新ボタンを押下で、設定が反映される。

反映されるもの

  • pgAdmin4のBrowser設定(DB Serverへの接続設 定)
  • Server設定の背景色などの設定値
  • レイアウト設定
  • Preferencesの設定内容

反映されないもの

  • DB接続時に必要なパスワード。これは別ファイルに保存されているような雰囲気。同じディレクトリにあるSessionsフォルダは以下のファイルに格納されているみたい。ただ、このファイル名はGUIDがふられているようなので、ただコピーしても設定は読み込まれなかった。

中身確認

pgadmin4.dbファイルは、SQLite3のフォーマットになっている。SQLiteの公式ツールをインストールすることで、中身の確認、編集ができる。
ダウンロードはこちらから

Reference

[PGAdminサーバーリストの構成設定の保存/エクスポート])(https://qastack.jp/dba/53634/save-export-pgadmin-server-list-configuration-settings)