概要
システムのテストをする時、一つ一つの操作をキャプチャ(スクリーンショット)し、それらをExcelに貼り付けエビデンスとすることが多々ある。
また、環境構築や、システムの操作手順書を作成する場面でも、一つ一つの操作をキャプチャし、Excelに貼り付けるという作業が発生する。
ただただ面倒くさい。
こういった作業を少しでも効率よくするためのツールを作ってみた。
環境
Windows環境のみ。 .NET Framework 4.8が必要。
Download
使い方
インストール
ZIP展開→Setupを実行。
画面説明
①:キャプチャーを開始するためのボタン。これをクリックすると、操作の記録を開始する。キャプチャーされたファイルは、JPEGファイルとして後述の設定画面で指定されたフォルダに保存される。
②:キャプチャーされたすべてのファイルを操作順に張り付けられたExcelファイルを作成するためのボタン。
③:このアプリケーションを終了するためのボタン。
④:設定画面を開くためのボタン。
設定画面では、 以下の項目を設定することができる。
A)キャプチャーされたファイルの出力先フォルダパス
B)出力されるExcelのファイル名
C)スクリーンショットをとるとき、ActiveなWindowだけをキャプチャーするか、画面全体をキャプチャするか
出力仕様
指定されたフォルダパス │ output.xlsx ←②ボタン処理で作成されたExcelはここに作られる。 │ └─Screenshot←キャプチャされたスクリーンショットはここに保存される。 20210523_091138.4597508.jpeg 20210523_091141.4437308.jpeg
キャプチャー処理に関する仕様
マウス操作は、左右クリック、ホイールクリックに対応。クリックする度にスクリーンショットを実行する。
キーダウン操作は、Enterにのみ対応。Enterを押下したタイミングでスクリーンショットを実行する。
今後
リファクタリングをした後、スクリーンショットのJpegファイルを使ってGIFファイルを生成する機能を追加したい。
忘備録
これまでやってきたことの経緯のメモ。同じことをやらないようにするため。
Start:キャプチャツールを作ろう。
↓
Consoleアプリでは常時起動できないから、Windows Service or WPF or UWP or WIn Formにしよう。
↓
Windows Storeで公開したいから、UWPにしよう。
試してみたら、ツールがアクティブな時しかキャプチャができないことに気が付いた。
これではだめだ。Win Form or WPFにしよう。
↓
せっかくなので、使ったことのないWPFにしよう。
↓
.NET CoreでWPFがサポートされていたような気がする。それでやってみよう。
↓
ClosedXml(ツールで利用しているライブラリ)が.NET coreサポートしてなかった・・・元に戻そう。
↓
Ver.1 リリース。